最近、日経ＭＪなどでもちょっと話題になっている
～もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら～
という本を読んでみました。
表紙だけをパッと見るとどう見てもマンガです。
ページを繰ると、行間もほどよく、とても読みやすい本です。
東京都立程久保高校という、甲子園への出場には縁がなさそうな進学校に通う
川島みなみという女子高生が野球部の女子マネージャーになり、
そこにドラッカーの経営書『マネジメント』に出会い、
それを実践していくという、ちょっと変わった経営書です。
という私も経営者の一人ですが、恥ずかしながら、
ドラッカーの『マネジメント』とか、経営書といわれるものは読んだことがないんですよね～(^_^;)
この本ではみなみがマネジメントと出会い、
マネジメントやマーケティングに取り組み、
人の強みを活かしながら、イノベーションを実施し、
人事を行って、最終的に経営の最終目標とはなにかにたどり着くという
青春物語です。
経営書というと小難しい感じがしますが、
『マネジメント』が野球部が甲子園へ行くまでという分かり易い具体例とともに
進んでいくので、経営の入門書としてはなかなかおすすめかも。
私も起業して5年目に入りました。
起業したとき、もちろん今もですが、「こんなことがしたい！」という熱い想いがありました。
でも、その「こんなこと」は必ずしも儲かることではなかったりします。
でも、いろいろやっているうちに、
「やるだけやったんだから、いいや」とか、
ついついプロセスを大切にしてしまいがちです。
その方が楽だし、精神的な満足は得られるような気がします。
でも、経営の基本はプロセスではなく、結果を大切にすることです。
そんな経営の基本をこの本を読んで改めて認識させられました。
文章はとても読みやすいので、1，2日あれば充分読める内容です。
経営に興味のある方はぜひ一度読まれるのをお薦めしたい本です。
森好子
～もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら～
岩崎 夏海著
ダイヤモンド社
￥１６８０－（税込）