先日立ち寄った、阿久根駅の図書ライブラリーで
阿久根駅や九州新幹線つばめのデザインを手がけた
水戸岡鋭治さんの本を読む機会がありました。
私は出水に住んでいますから、九州新幹線は普段の交通機関として
よく利用しています。
九州新幹線が全線開通するまで走っていた800系(つばめ)は
木がふんだんに使われた内装で、
初めて乗ったとき、その心地よさに驚いたのを覚えています。
※外装写真はJR九州のホームページからお借りしました。
この縦ラインのライトと車両の色も賛否両論あったそうです。
阿久根駅で手にした本の中には、
木や西陣織、川辺仏壇の金箔技術などをつかった内装を
手がけたときの苦労などが書かれていました。
ちょうど金曜日、九州新幹線に乗る機会があり、
偶然にも往復ともに800系つばめの車両だったので、
内装を感慨深く観察しました。
(新800系ではなかったので、多少違うところがありますが・・・)
あんどんをイメージしたライト
上にプラスチックを貼るということに抵抗があったそうです。
木を使われた肘掛けとブラインド
木目も均一じゃないし、傷があったりもしますが、
これがいい味出しているんですよね。
私もいろいろな商品開発に携わっていますが、
これまでデザインは私の仕事とは少し違うなぁと思っていました。
でも、このデザインについての考え方にはたくさんの共通点があり、
身近に勉強できる素材が存在していることに改めて気づかされました。
森好子