波の彼方 フランシスコ・ザビエル伝
中山 啓一朗 著
文芸社
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1549年8月15日。
鹿児島に上陸し、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの
万里の波濤を越えた生涯を描いた小説が先日文芸社より出版されました。
キリスト教伝来については、昔歴史の授業で習ったことはありますが、
詳しい一生を描いたのを読むのは初めて。
彼が気の遠くなるような旅を続けながら一つの信仰を全うするする姿は、
心に感じるものがあります。
折しも今年3月に新しいローマ法王に任命されたのもフランシスコ1世。
ちょっと厚みはありますが、読み始めると物語に引き込まれる
読み応えのある作品です。
鹿児島にもゆかりのある作品。
ぜひおすすめです!
森好子