最近、「食べるラー油」が流行っていて、
売り切れ続出らしいです。
たしかに、ネット販売のメルマガなんかでも特集されていたり、
ご飯に食べるラー油をかけて食べるとおいしいとか。
こんな風に、普通のご飯に調味料などを「ちょい足し」するのが今の流行らしく、
カップ麺にマヨネーズ(だったかな?)みたいなトッピングがついたものも登場してます。
先日見たテレビでは、
ラーメンに納豆
カレーに砂糖
ご飯にきなこ砂糖
居酒屋メニューになににでもタバスコ
味噌汁にシュークリーム
なんていうメニューが紹介されていました。
げげっ!と思いつつ見ていたのですが、
ちょっと怖い気がしたんですよね~。
これって、味の崩壊のような気がしませんか?
人の味覚には亜鉛というミネラルが関与しているのですが、
化学調味料や保存料が多く入った食事を続けると、亜鉛不足に陥り、
味覚障害になることが分かっています。
この「ちょい足し」も「味」の感覚を麻痺させてしまうもののような気がしてならないのです。
ある程度成長した大人ならいいのかもしれませんが、
特に子どもに対しては味覚が発達する時期なので、
素材の味が分かるということを大切にしなくてはいけないような気がします。
と思っていたら、ちょうど9日に鹿児島市で10施設ほど保育園や幼稚園を運営する
竜谷学園の主任者研修で「食育」についてお話しをする機会をいただきました。
実際に子育て中の母親として、
そして、食育に携わっているものとして、
いろんなお話しをさせていただければなぁと思っています。
先述の「食べるラー油」なども、たまにとか、お料理に使うというのならいいけれど、
いつも、なんにでもというのはやめて欲しいなと思う私なのでした。
森好子