最近、仕事の時は鹿児島市内の実家に里帰りしています。
実家は団地にあるので、市街地まではバスが便利。
最近は市営バスの他にいわさきバスも乗り入れしたので、
10分に1本くらいバスがいます。
先日、久しぶりに夕方、バスに乗りました。
この日は荷物が多くて、座れたらいいなぁと思ったのだけど、
案の定、バスはほどほどに混んでいました。
私の目の前におじいさんが立っていました。
バスの中を見回すと、高校生と思われる人が結構乗っていて、
携帯を見ている子がほとんど。
おじいさんのすぐそばに座っている男の子は隣の座席に荷物を置いています。
ふと、私が高校生の頃を思い出しました。
私もバス通学で、帰りのバスで座れると嬉しかったなぁ。
そして、その男の子と同じように、
隣に人が座るのが何となくイヤだったのも思い出しました。
この日のバス。運転手さんがけっこう乱暴な感じで、
急加速→急ブレーキ!ってことが多くて、しっかりつかまってないと危ない
しばらくして、私の前の席が空いたので、
おじいさんに座ってもらいました。
次のバス停で優先座席が空き、乗ってきた明らかに健康そうなおじさんがそこに座りました。
その後、おじいさんが乗ってきたのですが、
優先座席のおじさんが立って席を譲る気配はなし。
そいういえば、私が妊婦の時も、市電で席を譲ってもらった経験ってあんまりないんですよね。
だから、なるべく空いている電車か、バス、タクシーなどを利用していました。
なんだか、ちょっと悲しい気持ちになりました。
席を譲るという行為は、「いいこと」をしているみたいで、
気恥ずかしいことなのかもしれません。
席を譲ってあげるという行為が「いいこと」ではなくて、
「当たり前のこと」になるように子育てしていかなきゃいけないなぁ。
そんなことを感じた、久々のバスでした。
森好子