製造業の不振や、金融問題や円高などなど。
雇用情勢が悪くなったという報道を耳にしない日がありません。
いま、株式会社ワイズプラスでは鹿児島市雇用創造協議会からの
委託を受けて、雇用マッチングのための事業を展開しています。
委託のお話があった１０月頃、
雇用情勢はそれほど悪くなかったように思います。
しかし、今ではオイルショック以来の不況と言われています。
株式会社ワイズプラスで実施しているセミナーと就業および起業支援は、
鹿児島の『食』業界を活性化するためのもので、
雇用を創造することを目的としています。
ここで、私の経験をお話したいと思います。
株式会社ワイズプラスを始める前、
大阪にある小林製薬で商品開発に１０年ほど携わってきました。
小林製薬は１商品１担当者制を取っているので、
商品開発に携わっている間、とてもやりがいのある仕事をさせてもらっていました。
ある程度経験を積むと、製品の発売の可否を判断するような
間接部門に異動になりました。
実際の商品開発に携わっているときは、
商品が店頭に並んでいるのを見たりすることもできて、
とても楽しかったのですが、間接部門にいるとそういうこともなく、
「やりがい」を見つけることができず、
会社を辞めたいなぁと思うようになりました。
その後、お客様相談室に異動になり、
研究側のサポートや、消費者リサーチなど、
自分で考えて仕事をすることができるようになり、
「やりがい」のある仕事に携わりました。
たぶん２～３人分くらいの仕事をこなしていたと思います。
仕事にとって「やりがい」や「マッチング」というのが
とても大切だということを身をもって実感したのはこの時だったように思います。
鹿児島に戻って、『食』に関心のある人たちの教育に携わるようになり、
雇用と就職者のマッチングができていないという現実に直面しました。
そして、人は自分を活かせる場を与えられれば、
「やりがい」を感じて、ドンドン成長する事ができるのです。
いま、株式会社ワイズプラスで実施している事業は、
このミスマッチをなくして、「やりがい」のある仕事ができるようにするために
とても大切なものだと思っています。
セミナーは現在第２期を募集中。
第１期生に対しては雇用とのマッチング、起業支援を行っています。
一人でも多くの受講者が、自分の「やりがい」を見いだせる場に出会えるように
応援していきたいと思います。