今日はかごしま食のスペシャリスト研修
『鹿児島食材の活用をプロに学ぶ 調理実習編』
でした。
今回も本当に無理を言って、
新屋信幸シェフに来ていただきました。
新屋シェフはフランスの三つ星シェフ ピエール・ガニエールさんの
日本の一番弟子ともいわれている方で、
私が初めてお会いしたのは大隅スローフードの会主催の調理実習でした。
その時、食材を大切にするという当たり前のようで、
私たちが忘れがちなことを大切にしたお料理をいただいて、
本当に感動したのを覚えています。
今回の調理実習のテーマは鹿児島の郷土料理「とんこつ」
新屋シェフには「とんこつをフレンチ風に!」というお願いをしていました。
そして、もう一つの食材は鹿児島の伝統野菜「ハヤトウリ」
この二つが融合して、こんな素敵なお料理が完成していました。
え~!なにこれ~!
これがとんこつ!?
という作品です。
盛りつけが違うだけで、どちらもとんこつがメインのお料理です。
とんこつを煮て、芋焼酎、麦味噌で味付けして出来たのは
フレンチのリエット風のテリーヌ。
中には霧島のゴボウが入っています。
そして、白っぽいキュウリみたいに見えるのが「ハヤトウリ」
タプナード風のソースにはなんと「とんこつ」では定番のこんにゃくが入っています。
とても、とんこつと同じ材料で作ったものとは思えないおいしさで、
ワインが欲しくなりました。
本当においしくて、
これから、私たちが後世に伝えていかなくてはいけない、
なにか大切なものを教えてもらった気がしました。
受講生の方の作品はまた報告しますので、お楽しみに♪
森好子