先行き不透明?

鹿児島のショーパブで発生したクラスター。
なんとなく、「自分たちは大丈夫」と思っていた
根拠のない自信が崩れてしまいました。

急激にコロナ自粛、自粛警察みたいなものが増加して、
首都圏や県外からのお客さんについては、
できれば来ないで欲しい、のような意識が増加したように思います。

昨日SNSでコロナの毒性は低いのだから、
もう東京から来て感染を増やすと言うのはやめませんか?
という投稿を見ました。

私もそう思うし、賛同しますが、
隣に住むのは誰ぞ?という、首都圏と違い、
田舎は、どこどこの誰々さんみたいなのをよく知っている狭いコミュニティなので、
もしも、首都圏からのお客さんに会ったり出かけたりして、
感染源になったなんて事になれば、
もうそこには住めないし、仕事だってなくなるかもしれない。
そんなのおかしいと思っていても、
世間はそうはいかない。
来ないでくれという田舎の人の気持ちもよく分かります。

とある医学系の名誉教授の会見を見ました。
いま、コロナの判定にはPCR検査が用いられています。
私たちがインフルエンザかも?と思って受ける検査の場合、
ウィルス数が百万個くらいないと検出されません。
そうかな?と思って病院に行って「陰性」と言われ、
翌日行ったら「陽性」と言われるのは、
初めはウィルス数が少ないけど、発症に従って増えるからです。
でも、コロナの場合、かなり高精度での検出を行うため、
インフルエンザでは陰性と言われるような数でも陽性になります。
喉の粘膜に少しウィルスが付着していても
陽性になる位の高精度だそうです。
だから、陽性と判定されても、無症状の人が多いのは当然のことだと思います。

理系出身の多くは、論文などを読み、
それを実際に実証したりして、それが本当の事であるのか確かめるはずです。
偏った報道やネットの情報などを鵜呑みにして、
コロナを正しく怖がっていないような気がしてなりません。

今年度のいろいろな事業が、
少し遅れてではありますがスタートしました。

私も正しく怖がっていないので、
先行き不透明な状況で、なかなか気分が乗ってこないし、
今週の予定だった出張も来月に延期されましたが、
本当に来月行けるのかも分かりません。

先行き不透明ではありますが、
正しく怖がれるように、
今できることを着実に進めていきたいと思います。

森好子