その昔、
天然物の方がありがたくて、おいしいのだと思っていました。
でも、ブリを買うとき、
天然物のほうが養殖よりも安いので、何でだろう?と思っていました。
あるとき、お魚に詳しい人から、
養殖の方が脂がのっていておいしいんですよ、と。
天然は外洋で捕獲したものだから、脂ののりはいまいちなものも。
でも、養殖はえさの管理などをした上で出荷するから、
脂ののりもいい。
ぼんたんブリとか、茶ブリとか、えさに工夫したものも多くあります。
手間がかかっているから、養殖物は天然物より高いことが多いのにも納得。
でも、天然物は価格も安めなので家計にはやさしい。
でもでも、そのまま調理すると結構ぱさぱさになってしまいます。
ということで、天然物のブリは衣を付けたりして脂が外に逃げないようにして
調理するとおいしくいただけます。
ブリは下味を付けた後、片栗粉をまぶして揚げ焼きに。
そのあと、炊いた大根の中に投入して、しばらく煮込みます。
こうすると、ぱさぱさにならないブリ大根のできあがり。
これなら冷めてもおいしいです。
家計にやさしい天然ブリ。
今度見かけたら、ぜひお試しくださいね(*^_^*)
森好子