しまんそーめん

三島村黒島の最終日のお昼は
加工を手伝ってくれている方が島でお祝い事や法事などあるときに作るという
「しまんそーめん」を作ってきてくれました。

しまんそーめん

茹でたそうめんに具入りのつゆをかけて食べるお料理です。
玉ねぎ、にんじん、椎茸は必ず入っているそうで、
味付けのサバ缶を入れて、みりんとお醤油でつゆを作ります。
行事ごとにいつも食べていたそうです。
現在でこそ、三島村と鹿児島を結ぶ航路は週4便ありますが、
玉ねぎ、にんじん、干し椎茸は比較的保存が利くので、
そういう知恵から生まれたお料理なのかなと思いました。

黒島の家庭の多くは、家の庭で、
ちょっとした野菜を育てたり、みかんの木を植えたりして、
船が来ないときでも何かしら食べることが出来るように工夫しているようです。

なかなか行く機会のない島ですが、
娘のしおかぜ留学をきっかけに始まった特産品開発の仕事を通じて、
島の暮らしを知ることが出来ることをうれしく思います。

森好子