今回受託している
三島村の黒島みかんを使った商品開発ですが、
アイディアを出して、それを分類して優先順位を付け、
短期間で開発を行っているのですが、
期間が短いからこそ、
どのような製品設計にするかが重要になっています。
保存料などを使えば簡単にできるのかもしれませんが、
なるべく添加物を使わず作ろうとしているので、
ポイントを絞って、検査や数値の測定が必要となります。
弊社にはpH計、糖度計、塩分計などちょっとした測定装置がありますが、
中でも一番活躍しているのが、
水分活性器ではないでしょうか。
手のひらにのるくらいの小さな機器ですが、
これで、水分活性を測ることが出来ます。
この機器、すごく小さいのですが、うん十万もする機器です。
高いけど、思い切って買っておいてよかったと思うもののひとつです。
これの数値と他の数値との兼ね合いを見て、
賞味期限を決めたり、殺菌温度を決めたりしています。
昨日は、最終製品の菌検査の設計をどうするか、
師匠であるYさんに相談。
一般的には「一般生菌数」「汚染指標菌」などを調べることが多いですが、
製品によって他の菌も調べておいた方が安心ということになりました。
検査機関はいろいろあるけれど、
こういうレビューをしてくれるところは皆無なので、
とても力強い味方です。
ちなみに、私のコンサル先の定期的な拭き取り検査もお願いしています。
いよいよ製品の仕上げまであと少し。
最後の検査結果を見て、最終的な判断をしたいと思います。
森好子