じゃこぷう

題名を見て、ん?と思われた方も多いのでは。

これ、甑島では、キビナゴをしゃぶしゃぶして食べることなんです。

じゃこぷう

キビナゴをお湯に入れると、ぷうっと浮き上がってくることから
この名前がついたそうなんです。

食べ方はとってもシンプル。
新鮮なキビナゴならぷうっと浮いて、1分くらいしたら食べ頃。
長く煮すぎると、旨みも逃げてしまうんだそうです。
キビナゴの頭の部分を箸でつかんで、
中骨と頭を残すようにして食べます。

こうやって食べると、いくらでもいけちゃいます。
キビナゴをたくさん食べるための漁師さんの知恵みたいです。

お刺身として食べるのだって、
この冬の時期は中骨も柔らかいから、
頭と腹だけ出したものを、そのまま食べちゃいます。

キビナゴの刺身

この捌き方なら手間いらずですね。
ただし、夏場は骨が硬いので、おすすめできないそうです。

鹿児島でキビナゴはよく食される魚の一つですが、
土地によって食べ方もちょっとずつ違って面白いですね。

森好子