株式会社ワイズプラスでは、
「科学的根拠に基づいた加工食品開発支援」を行っています。
この「科学的根拠」ってなに?と思われる方もいるかもしれません。
これは、加工食品の長期保存に必要な科学的な数値を検証して、
そこを守ることで、食品添加物を入れずに加工食品を作るということです。
って、ちょっと難しいかな?
たとえばお料理。
レシピ本にはきちんと大さじ1とか計量して書かれていますよね。
これは、このくらいの量を入れたら、おいしくできるというのを
調べて書いてあるわけです。
でも、実際は、お料理には温度(火加減)や時間、
お醤油一つ取っても、塩分濃度はそれぞれ違うし、
書いてある量でちゃんとおいしくできるかは分かりません。
実際に、レシピ本どおりに作ったのにおいしくないという経験
ありませんか?
「科学的根拠」に基づいたというのは、
季節などによって味などに差がある農産物を使って加工する際、
このポイントと、このポイントをしっかり押さえて加工すれば、
長期保存できるものを作れるというのを、数値化するということです。
少し酸っぱいものや、塩分の高いものなら、
比較的簡単に作れるんですが、
それ以外のものになると、少々工夫が必要です。
で、最近、すごく活躍している測定器があります。
これ、スマホくらいの大きさの「水分活性測定器」です。
自由水という、食品の中で微生物が使える水がどのくらいあるかを
測る機器です。
こんなにちっちゃいんですが、二十数万円!します。
この水分活性、簡単に測ることはできなくて、
(実験で検証することもできますが、いろいろ器具や試薬が必要です)
どこかに外部委託して測定してもらうということになりますが、
いちいち委託するのは時間もお金もかかるので、
買ってしまいました。
でも、とても役に立っています。費用対効果抜群です!
こんな風に、うちの会社にはいろんな機器が増殖中です。
そのうち、ホントに実験室になるかも?
森好子