週末
買い物に行ったら、
お隣のおばちゃんが「これ!見て!1円ですって!」というので、
ふと見ると、サラダ菜が1パック1円で売られていました。
おひとり様3つまでと書いてあったので
おばちゃんは、とりあえず3つカゴに入れてました。
で、私も、サラダ菜を買う予定はなかったけれど、
1つカゴに。
サラダ菜の横のもやしは1つ7円でした。
買う側の主婦としては、食材が安いのは家計にとって、とても助かると思う反面、
これを育てて出荷した人の手元にはいったいいくら残るんだろう?と
切なくなります。
これが、直売所なら、農家さんの手数料は20%程度で、残りは儲けになる(はず)ですが、
スーパーだとそうはいきません。
(もちろん1円では、直売所でも儲からないと思いますが・・・)
サラダ菜の種を蒔いて、出荷するまで2ヶ月くらいかな?
時間をかけて世話をして、育てたものが1円・・・
食卓に出したサラダ菜を食べながら、
子どもたちとそんな話をしました。
毎年減っていく就農人口。
こういう儲からない農業だと誰もやりたくないですよね。
農業をしていない私たちが、毎日ごはんを食べられるのは、
就農してくださっているひとがいるからこそ。
我々も、単に安い!とかいう価値だけに踊らされず、
その食べ物を作ってくれるひとの顔を想像しながら買うという気持ちが
大切なんではないかと。
そんなことを考えながら、1円のサラダ菜を大切に食べました。
森好子